イタリアに行ってみたいな、でも言葉はよくしゃべれないし、何をどうすればよいかわからないし、不安だらけだ…というあなた。私も最初は心配ばかりでしたが、今では行って本当に良かったと思っています。これからどうしよう、とお悩みのあなたへ、少しでも心が軽くなって、勇気をもって留学して欲しいと思い、知っておいてほしいことをまとめました。
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イタリア:留学の目的は何?
歴史があり、豊かな文化を誇るイタリア。そこに留学する人、それぞれにいろいろな目的があると思います。
はじめは語学学校からはじめる方も多いでしょう。それでは、その後の目的は何かありますか?
フィレンツェでは革製品やジュエリーの工房で修行している人もいました。大都市ミラノでは、インターシップやビジネス関連。首都ローマでは、カフェのインターンや、レストランで修行を積む人も多いです。さらに、音楽では声楽(オペラ)を学ぶ人も多く、絵画の修復を学ぶ方もいました。
しかし、私はといえば、実はそのように仕事に直結するような明確な目的があったわけではありませんでした。私の目的は、ズバリ、「とにかくイタリアに一年、ゆっくり滞在すること」。なにがなんでもイタリアに長期滞在したい、この気持ちだけが強くありました。その後どうなるとか、帰国後の仕事とか、あまり考えていませんでした。20代前半という若さもあったと思いますが、イタリアへの純粋な情熱だけがありました。
目的が具体的ではっきりしているのも素敵です。現地での日々にメリハリがつき、充実した留学生活になるでしょう。
でも目的はなくても問題ないと思うのです。なぜなら。。
情熱さえあれば目的は、なくても大丈夫!
異国に長期滞在するにはカルチャーショックもありますし、予想外のハプニング、費用、時間…気力と体力が必要です。
それらを乗り切っていくには、それを楽しめることが絶対条件。つまり、イタリアそのものがそこまで好きか、興味があるか、情熱があるかが問われているんだと思うんです。
逆に、その気持ちがあり、行くことそのものが目的・情熱となっていればしめたもの。あなたの心が留学を求めているんです。
そして目的はなくても良い。現地の生活を楽しむこと、そのものが第一の目的なのですから。そのような方は、未来にあなたはイタリアにいることでしょう。
目的・目標は変わっていくものだから(そしてあなたも)!
語学留学をした後、どうなると思いますか?
あなたは語学力もある程度身につき、出来ることが増えています。そうなると、次の目標が出てくるのです。大学に入って学びたい、インターンシップをしたいなどです。そして、そのような活動をしている中で、人に出会い、知識を身につけ、あなたはパワーアップしていくんです。そして気づけば、イタリアを拠点に生活する人になっているかもしれません。
日本にいると、どうしても、将来の仕事は…とか、就職先は…と心配してしまいがち。しかし、その心配で止まってしまうのはもったいないと思います。そのような思考の殻を打ち砕いて、どうぞ思い切って外に出て欲しいと思います。自分の心の声を聞いてあげてください。あなたの心は留学を試して欲しいと言っていませんか?もしそうであれば、あなたは近い将来、やっぱり留学をしたいと決意をすると思います。
もし留学をして、あまり自分に会わなかったというのであれば、それはそれで良いのです。それが分かったことが貴重な発見です。そしてその場合でも、自分の次の目標が出てくるようになると思います。



英語圏(カナダ・オーストラリア)のワーホリも気になっている方へ
私はイタリアから帰国後、カナダとオーストラリアにそれぞれ一年、ワーキングホリデーで滞在しました。外国人を労働力として受け入れてくれる制度があり、日本人をはじめとする留学生、ワーホリメーカーが数多く生活しているこの二国のほうが、初の長期海外生活としてはハードルが低いです。現地の人も外国人慣れしており、非ネイティブのぶきっちょな英語にも慣れています。
イタリアは、有名な観光地に行けば英語を話す人もいますが、イタリア語以外はあまり得意でない、話さない人が多いです。ですので、最初はこちらのイタリア語をうまく聞き取ってくれなかったりして、めげてしまうかもしれません。でも、元来人懐こいイタリアの人達ですから、辛抱強く耳を傾けてくれる人、話しかけてくれる人もたくさんいます。最初は大変でも、乗り越えた時の達成感は、カナダやオーストラリアの時よりもずっと大きかったです。
「イタリアには行きたいけど、外国に行ったことすらないし、怖い…」となってしまう場合は、まずワーホリからスタートするのも手だと思います。ですが、そこで満足せず、ぜひイタリアにもチャレンジして欲しいです。
イタリア留学の期間はどうすれば良い?
留学期間をどのくらいに設定するかは、どれくらいの予算があるかに大きく左右されると思いますが、できれば長期で、一年滞在して欲しいと思います。短期留学だと、現地に慣れて、楽しくなってくる頃に帰国となってしまうこともあるからです。
私の場合、現地の雰囲気や食べ物に体が慣れるまでに一か月、言葉に慣れるまでに数カ月~半年かかりました。そして、半年を過ぎたころから、ようやくイタリア語がすらすら出るようになり、日本人がほぼ全くいない環境を楽しめるようになりました。慣れるスピードは人それぞれですが、カルチャーショック、楽しい時期や日本が恋しくなる時期などを経て成長できるのは、長期留学の醍醐味だと思います。
予算などでどうしても短期になる場合は、行きたい都市や季節のイベントをチェックして、それに合わせて行くのがお勧めです。それぞれの町に、季節に合わせた伝統行事が根付いており、大変魅力的です。
私の場合は、最初から長期でと考えていましたが、なかなか都市を一つに絞れませんでした。そこで、最初の半年は、日本人が比較的多いフィレンツェにし、残り半年をアッシジという田舎町でのんびりすることにしました。比較的大きな都市で言葉に慣れてから、田舎でどっぷりイタリアに漬かることができ、とても良かったと思います。
イタリアの留学には、どんな準備が必要?
まずは資金の準備です。現地での生活費プラス語学学校授業料で、一か月最低10以上は見ておいた方がよいと思います。地方都市を選べば家賃は比較的安く抑えられますし、学校の授業の取り方によっても変わってきます。
それからパスポート。これは期間に関わらず必ず必要です。
そして往復航空券と、現地滞在期間をカバーする海外保険が必須です。
それから、日本にいる間にイタリア語を自習しておきましょう。できれば相手を見つけて、リスニングやスピーキングを頑張ってみてください。いきなり本場で話すとなるとなかなか緊張してしまいますので、よいイメージトレーニングになります。
そして、現地でホームステイする場合、ホストファミリーへの簡単なお土産を持っていくとよいです。また、日本で撮った自分や家族の写真を持っていき、日本の文化も含めて説明できるようにするとなお良いでしょう。
気を付けて欲しいのが、準備を始めるタイミング。ビザ発行など、イタリアの手続きは日本に比べてかなりゆっくりです。私の場合、ビザ申請してから発行まで一カ月近くかかりました。日本ではなかなか考えられないようなハプニングも多々あります。また、いつの間にか詳細等が変更になっていることもあります。一般には「半年前から」と言われていますが、それではハプニングが起きたときに対応できません。思い立ったらすぐに下調べや準備を始めるくらいでちょうど良いと思います。
まとめ
イタリア留学をしようかどうか迷っている方向けに、まず心構えと準備についておおまかにまとめました。事前の準備はもちろん大切ですが、あまり気負わず、楽しむ気持ちを持つのが一番大事だと思います。
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