ドイツ専門留学（園芸）体験談：ベルリンでの職業訓練制度 Ausbildung/ アウスビルドゥング

2018年6月1日 2021年3月2日

専門学校に留学された方の体験談をご紹介します!

留学先の専門学校と時期

私はドイツはベルリンにて園芸に関して職業訓練(アウスビルドゥング)を行いました。3年間の専門留学を2014年9月から2017年9月まで学びました。実技は企業研修で行い、理論は職業専門学校て学ぶという、理論と実技を同時並行で教わるスタイルです。平日月曜日から金曜日まで、9時から6時まで正社員と同じ時間帯に学校や企業に通いました。

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その専門学校を選んだ理由は？

学校の特徴は主に園芸ですが、その中でも3つのコースに分かれています。①力仕事が多い、街路樹や植木の手入れ専門コース②主にガーデンセンターで企業研修を行う、観賞用の植物専門コース③墓地の草花の手入れを専門とするコースです。強い分野は主に①の街路樹や公園の植物を取り扱うコースです。チェーンソーや力仕事が多いので、男性が多いコースです。学費はかかりません。反対にお給料がもらえます。アウスビルドゥング期間中は正社員よりは少ないですが、お給料がもらえます。

授業の様子、授業方法、クラスメートは？

私がいた学校では日本人はいませんでした。そもそも園芸に関してアウスビルドゥングを行おうとする日本人はなかなかいないでしょう。授業内容は多岐にわたり、生物学・経営経済・園芸の歴史・社会学・ドイツ語・英語・体育などがあります。生物学の授業は一週間で11コマもあり、とても多くの時間を割きました。一番重点が置かれている授業です。主に植物の構造、器官や土壌について学びます。経営経済の授業では、植物の観察の仕方を学びました。ドイツ語の授業は主にドイツ語を学びます。英語の授業では、主に園芸・植物関連の英語を学びます。

授業はついていけましたか？

授業はすべてドイツ語で行われていました。理解するのはもちろん大変でしたが、個人的にドイツ語学校に通ったり、ドイツ人の友人に助けてもらって乗り越えました。授業外では正直あまり遊ぶ時間はありませんでした。園芸の実習は大変体力を使うので、毎日ヘトヘトで家路につきました。3年間の留学期間は休みはありましたが、その期間に普段ゆっくりできないストレスを発散する感じでした。語学力も重要でしたが、体力も重要でした。また評価方法は、毎日の業務態度やレポートで評価されたので、テストで一発逆転など通用しません。

学校・プログラムの良かった点、良くなかった点を教えてください。学校には満足しましたか？

学校・プログラムに不満はありません。職業訓練(アウスビルドゥング)を無事に卒業できた今、とても達成感があります。あえて良くなかった点といえば、園芸施設は郊外にある為、自然と生活が郊外中心になってしまうので、娯楽や流行から取り残される生活になってしまう点です。他の方にはドイツで園芸を本当にやりたいのか自分自身で決断し、理由もドイツ語で論理的に話せるようにならないと辛いと思うので、よく考えて決断することを勧めます。ドイツ語も体力もかなり辛いのです。

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