ボローニャの街とアクセス、季節
私の住む街ボローニャは美食の街として知られています。名前からすぐ思いつくラグーボロネーゼ(日本のミートソースに多少似てますが、必ず平打ち麺を使います)、生ハムにチーズ、そしてワインも安くて美味しいものがたくさんあります。交通の便のいい場所に位置しているため、ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェのいずれにも電車で1時間程で着くことができます。夏は東京と同じような気温ですが、乾燥しているので冷房無しでも大丈夫な気候です。(大半の家庭に冷房はありません)冬は東京よりも寒く、寒がりな私は手袋と帽子でしっかり防寒して出かけています。
ボローニャの地区
観光のメインはチェントロ(市街地)と呼ばれる12の門で囲まれた中心地区にあります。ボローニャ中央駅からメインのマッジョーレ広場まで歩くと15~20分ほどです。地図上でもまさに中心部で、この地区にはポルティコと呼ばれる歴史的なアーケードで覆われた素敵な散歩道がたくさんあります。チェントロの端から端まで歩くとかなりありますが、観光ポイントに立ち寄りながらでしたら全て徒歩がおすすめです。バスも走っていますが、一方通行が多いので遠回りしますし、バスを待っている時間を考えると歩いた方が早いです。またチェントロは平日と休日でバスの走行ルートも変わるので少し複雑です。ボローニャに住んでいるアジア人の大半は中国人で、中央駅の裏側がリトルチャイナタウンとなっています。日本人でチェントロに住んでいるのは学生や短期滞在者で、大半の長期滞在者は私のようにチェントロから少し離れた所に住んでいます。最初のうちはチェントロに住み、生活に慣れてきたら少し離れた所に引越すというのもよくあるパターンです。チェントロまではバスや自転車でアクセスします。
ボローニャの治安
他のイタリアの都市に比べて全体的に治安はいい方です。マッジョーレ広場ある中心地区であれば、日本と比べて遅いイタリア時間の夕食後でもぶらっと散策している人たちもいます。人通りの多い地域であれば夜も出歩いて大丈夫ですが、人通りの少ない道などは避けた方がいいでしょう。イタリアでは夜遅い時間の女性の一人歩きは、日本と比べると本当に少ないです。イタリア人は団体行動を好むので、基本的にはカップルまたはグループで歩いています。日本女性の一人歩きは自分で思っている以上に目立つことを意識しておくべきです。危ない地区をあげるならば、ボローニャ大学地区のザンボーニ通りにあるヴェルディ広場エリアです。夜間は酔っぱらいの学生の集団やクスリをやっているらしき人でいっぱいです。街を歩いていて危険な目にあったことは一度もありませんが、スリなどに対する必要最低限の注意は必要ですので、治安面は5段階評価の4になります。買い物をしてお釣りをごまかされそうになったことは数回ありますので、治安が比較的いい街とはいえ常に注意していないといけません。
おすすめスポット
長期滞在者におすすめなのは、マッジョーレ広場にある図書館サラボルサです。にぎやかな(騒々しい?)イタリアの生活の中で、静かにゆったりとした過ごし方ができる空間です。パスポートを見せて登録を済ませれば、誰でも本やDVDが借りられます。長期滞在になると、たまにはDVDを観てのんびり過ごす余暇の過ごし方もあります。
日本食材店・アジア食材店
AsiaMachという日本食材を扱っているアジア食材店が一軒あります。住所はViaMascarella,81、中央駅から歩いて10~15分くらいです。基本的な日本食材はこちらで購入できますが、物によっては置いてあるときと無いときがあります。
渡航前に知っておいたほうが良いこと
ボローニャは昔ながらのイタリアが残る街です。個人経営商店は午後数時間の休憩を取ります。銀行でも午後に営業休止時間のある店舗もあります。郵便局でも小さなところは午前中しかやっていません。何を知るにも日本のように効率よくは物事は進みませんので、時間に余裕をもって考えておくことが必要です。
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