ニースの街とアクセス、季節
ニースは、フランス南部の地中海に面した都市で、有名なリゾート地として、国内外から多くの観光客が訪れる街になります。
規模は、市内を走るトラムで端から端まで、約1時間程といった小さな街で、首都のパリまでは、フランス国鉄TGVで約5時間半くらいかかります。
気候は、夏でも気温が22~24度程で、日本と違い乾燥しています。逆に冬は、気温が7~9度程で日本の東京と比べると、高めなので一年を通して大変過ごしやすいです。
ニースの地区
ニースは、北寄りのシミエ地区や南寄り(海岸沿い)のプロムナード・デ・ザングレ、サレヤ広場といった、大きく2つに分けることができます。
主要駅であるニース・ヴィル駅の周りは、車やバス等が夜でも多く走っており、レストランやカフェも軒を連ねている所なので人も多く、夜間でも街灯が明るいため、観光で訪れた際でも安心して歩くことができます。
また、主要駅ということもあり、お客様を待っているタクシーや駅の駐輪場に止められている自転車も存在し、お店・人・車両(種類問わず)が数多く混在しているといった状況です。
ターミナル駅の近くということが関係してか、様々な人種の人たちで溢れかえっています。元々、フランスは、移民に対して寛容な国なので、外国籍の人が多くいても不思議ではないのですが、よりこうした大きな駅周辺となると、地元に住んでいる方はもちろん、遠くから訪れている人も多いため、人種は様々です。
主要駅がある南寄りの地区はこうしたように賑やかな様子ですが、シミエ地区は少し小高い丘になり、住宅街も増えてくるので、喧騒とした感じはなく、静かで落ち着いた感じになります。
そのため、在仏日本人の方は、シミエ地区に住んでおられる人が多いです。
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ニースの治安
エリア別でみると、北寄りのシミエ地区は、住宅街も多いため、昼間は人がそれほど多くなく、スリや強盗といったヨーロッパで頻繁に起こる犯罪はほとんどないとのことなので、治安は良いと言えます。
自分が旅行でニースを訪れた時は、観光バスで移動をしていたのですが、シャガール美術館へ行く際に通りかかって見た印象としては、静かな住宅街といった感じでした。
一方、海岸沿い近くにある路地裏の地区では、夜間だと少し街灯が暗いので、周りを気にしながらの街歩きとなりました。具体的には、マセナ広場や旧市街と呼ばれる地域の近くは、殺人等の凶悪犯罪は無いようですが、暗い人ごみといった、泥棒にとっては格好の状況があったので、スリは多いとのことをツアーガイドの方にお聞きしました。それを考えると、治安は良いとは言えません。特に外国人観光客をターゲットにしてくることが多く、頻発しているとのことなので、旧市街の裏道は危ない地区として挙げられます。
総合的にみると、危害を加えるまでの犯罪は見られないようなので、治安・安全面を5段階評価すると3くらいかなと思います。
おすすめスポット
おすすめの過ごし方は、地中海が一望できるプロムナード・デ・ザングレをゆっくり歩くことです。
日本の海岸とは一味違った雰囲気を肌で感じることができます。
また、地中海が目の前という環境柄、海の幸が豊富で、ラ・ヴォリアというお店では、地中海で獲れたアサリや海老を使ったパスタが食べられるので、パスタ好きな日本人の方には長期間滞在していても食に飽きることなく、満喫できます。
街中特に海岸沿いを歩き、絶品のシーフードを味わうことが最高の余暇活動になるのではないでしょうか。
日本食材店・アジア食材店
私が、訪れた際には、日本食材店は見つけることができませんでした。
ですが、地中海の食材をふんだんに使用したイタリアンのお店は何軒かあったように感じられ、そうした観点からは、日本人の口に合うお店は多くあったような気がします。
さらに、マルシェで日本人にも馴染み深いバナナやリンゴ等の日本食材(果物)が購入できるのは、ありがたいと思います。
渡航前に知っておいたほうが良いこと
私は、お盆の時期に訪れたのですが、ニースは夏でも夜になると海風の影響で、半袖では肌寒いと感じることがあったため、秋用の衣服を持っていくか、サッと羽織れる薄手のパーカー等を持って行っていたら良かったかなと今では思います。
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