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ユーロエステート:短期留学のつもりが、フランス・パリに移住をすることに!

フランス 移住・ビザ

~パリに短期留学だけの予定が、そのままフランスに移住することに?! ~

2021年3月23日

フランスに移住をしようと思ったきっかけ・心境を教えてください。

2015年にフランスのパリに来ました。滞在目的は、大学の交換留学です。
最初は1年間だけの滞在のつもりでしたが、留学時に、今の配偶者に出会ったのがきっかけで移住を決意しました。

日本では学生をしていたので、卒業したら、パリで仕事を探そうと思っていました。
日本で就職活動を始めるまえに移住を決意したので、そういった点では踏ん切りがつけやすいタイミングだったと思います。

遠距離恋愛ではなく、2人で暮らしたいと思っていたので、短期での滞在や、お互いの国を行き来するのではなく、私がパリに移住することが最も合理的な選択肢でした。
私のパリでの仕事探しが難航するのではと、家族や友達が心配してくれましたが、私自身は若気の至りかあまり心配せずに移住することを決めてしまいました。
恋人との関係がうまくいっていて、良い信頼関係を築けていたことも、比較的安心して移住できた理由だと思います。
語学に関しては、日本でフランス語の習得をしていましたので、心配は感じていませんでした。

フランス語のレベルが伸び悩んでいる方は、こちらをご覧ください

 

フランスへの移住のビザ・仕事・おすすめの方法について

フランスのビザは、当初は学生ビザを取得しました。これは、フランスの受け入れ先の大学が決まっていれば発行してもらえるビザです。
日本のフランス大使館で申請し、3ヶ月ほどで発行されました。学生ビザの後は、ワーキングホリデーのビザを取得しました。
これは30歳未満を対象とした、労働も認められている期限が1年間のビザです。その後は、配偶者ビザに切り替えました。
学生ビザ・ワーホリビザ・配偶者ビザも、日本のフランス大使館で申請し、2ヶ月ほどで発行してもらえます。
ビザの手続きは一見するとややこしそうに見えますが、大使館の説明に従って揃えていけば時間はかかりますが発行してもらえます。

フランスの学生ビザの取得条件はこちら

フランスの配偶者ビザ・パックスについてはこちら

フランスでの仕事は、最初は和食レストランで店員のアルバイトをしながら、正社員の仕事を探していました。
周りにも、この方法で仕事を探している人が多い印象がありました。
正社員の就職口を見つけるのは海外ではなかなか大変ですが、日本関係のアルバイト(レストラン、日本食品店、日系の本屋など)なら割と見つけやすいので、仕事が全くなくて困ってしまうということはないと思います。

いきなりフランスに移住をするのはハードルが高いと感じる場合は、まずはワーホリビザで滞在する方法をおすすめします。
ワーキングホリデーは1年間限定のビザですが、労働も認められているので、現地で仕事を探すのにとても役に立つと思います。
また、渡航時の費用に関しては70万ほど貯金があった方が、仕事探しもある程度余裕をもって行うことができるのではと思います。

フランスに到着してからの生活・展開はどうでしたか?

パリで暮らしてみて良かったと思ったことのひとつは、26歳以下なら美術館などのだいたいの文化施設が無料になることです。
また、学生向けの無料イベント(ワインのテイスティング・ピクニック)が沢山あり、留学時は毎週末出かけてとても楽しかったです。
日本にいた時より、お金をかけずに楽しめるイベントが多い印象がありました。

また、フランスは街並みが美しいので、ただ散歩しているだけでも充実した時間を過ごせます。
日本にいた時よりもパリにいる時の方が、時間がゆっくり流れていくようで、心地よい住みやすさを感じています。

食事面では、日本食が恋しくなることもありますが、フランスの野菜・お肉・チーズ・ワインが美味しいので、あまり苦労はしませんでした。
もちろんどうしても和食が食べたくなったら、日本食品のスーパーや、和食のレストランがあるので、問題はありませんでした。

フランスの治安は日本に比べると悪い印象ですが、自分のことは自分で守るという警戒心を持ち、危ないところに行かなければ、普通に生活していく上で必要以上に恐れることはないと思います。医療は、フランスの国民保険に入ると、基本的に無料です。これは大変ありがたい制度で、税金が高いのも納得できます。

パリは住みやすい?治安と地区情報について

 

フランスの暮らしは好きですか?

フランスに移住して、パリで生活して様々な文化にふれることで、自分の視野・価値観が広がっていくのを日々実感しています。
これは、日本にいたらなかなか経験できないことなので、移住して本当に良かったなと思いました。

人はそれぞれ異なるバックグラウンドを背負って生きている、だから違う価値観・意見を持っているのは当然です。
みんなで話し合って、意見を交換させていくことが大事なのだと、仕事の場でも、家族・友達との交流でも、そう思います。
現に、フランスの人は議論好きで知られており、人が集まればカフェでもパーティでも道ばたでも、なにか議論をしている姿をよく見かけます。
そういった前向きな話し合いの姿を見ていると、人と人が前向きにかかわり合っていていいなぁと温かい気分になれます。

また、フランスは労働環境がとても整っており、例えば有給の取得が当然の権利となっている点などは大いに好感が持てます。
労働者が法律でしっかり守られているので、サービス残業などをさせるような会社が横行することもなく、安心して働ける環境が整えられているのがとても良いです。

日本にいた頃の自分に伝えたいことは何でしょう?

日本にいた時には想像もつかなかった広い世界が移住先のパリで私を待っていました。あの時、パリが好きだから移住をする、恋人がいるから思い切って移住してみるという決断を取れたからこそ、パリで色んな人と出逢い、新しいことに挑戦できたのだと思います。

あのまま日本にいたら、「移住していたらどんな生活を送っていたのだろう」と必ず後悔して、今の幸せな生活とは違う人生と送っていたのだと思います。
時には思い切って移住することも大事だなと思います。移住に迷っていて少しでも移住してみたいなという気持ちがあるのなら、その気持ちに素直に移住してみることは大事だと思います。人生は1回きりなのだからチャレンジあるのみです。

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