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ユーロエステート:フランスへの移住方法は?ヨーロッパの時間は人生の豊かさをきっと感じさせてくれると思います

フランス 移住・ビザ

フランス移住を後悔しないために、検討している方へのアドバイス 

2021年3月23日

フランスに移住をしようと思ったきっかけ・心境を教えてください。

ヨーロッパに来たきっかけは留学でした。
2010年に、現在いるフランスではなくジュネーブ(スイスフランス語圏)の現地教授に留学し、研究室に入ることを勧められて短期の勉強期間のつもりで渡欧しました。
日本でも研究課程におり、そこで培った経験やつながりを手放すことには大きな戸惑いがありました。

日本で研究しつつ仕事をしていこうと思っていたので、滞在目的は主に経験を積み、視野を広げるためであって、移住をするためではありませんでした。
語学の不安もあり、英語は問題ありませんでしたが、フランス語は出来なかったので生活に苦労するのではないかと心配がありました。また、日本の家族とも、留学は数年で帰ってくるつもりで話をしていたので、こんなに長く離れてしまうことになるとは思っていませんでした。

いざ現地に住んでみると、こちらの空気が自分に合っていると感じ、本格的に移住をできるよう就職を考えるようになりました。結果、研究室を経てフランスに職が決まり、フランスに移住することになりました。

フランスの学生ビザの取得条件はこちら

ヨーロッパ移住のビザ・仕事・おすすめの方法について

最初に渡欧した先のスイスは研究課程生として学生ビザでの入国と滞在でした。
ビザの取得方法としては、スイスに入国してから各種書類を集め、滞在先住所の証明、銀行の残高証明、保険に入っていることの照明、在学証明や滞在中の1日のスケジュールなどを提出しました。

留学ビザやワーホリビザを取得した上でまず渡欧し、そちらの空気があっているか確かめる、それから移住可能かどうか考えて方法を探る、という順序もありだと思います。
私の場合は留学後、フランスに仕事が決まり、フランスのビザを取得することになりました。
その際には、就職、移住を前提としたビザの手続きでしたので、仕事先の会社側がビザの申請費用の一部を負担してくれ、手続きを手伝ってくれました。
私は一年の留学のつもりでしたので、月20万円ほどの資金しか用意していませんでしたので、あまり資金面では参考にならないと思われます。
ビザの最初の申請手続きだけでも600-700ユーロかかったと記憶しています。費用は多く見積もっておくに越したことはない、と思います。

パリで専門留学を目指したい方はこちら

 

フランスに就職をしてからの生活はどうでしたか?

フランスに就職してからは、まずフランス語の生活に慣れようと必死でした。
フランス人は英語を話せる人が圧倒的に少ないため、買い物や事務手続きに苦戦しました。

フランス語が伸び悩んでいる方はこちらをご覧ください

日常生活では、意外と親切な人が多い印象で、親日家も多いフランスですが、映画で見るような美しい街並みは実際は犬のフンやゴミだらけで、
お店は夜は開いていないし、日曜日はほとんどのお店が閉まっているのではじめは退屈だなも感じました。
そういう面で住みやすさは、圧倒的に日本の方がよいと思います。

日本食材店はあるので、宅配でお米を頼んだりするほかは、日本に帰国した際にスーツケースの半分以上を日本食でいっぱいにして帰ってきます。
フランスはチーズやパンがとてもおいしく、無農薬の野菜も手に入りやすいので、食べるものに困ることは全くありません。

私自身はフランスでは学校に通ったことはなく、仕事場での人間関係が主ですが、生活に慣れてきてからは地元のお店の人たちとも親しくなり、必ず挨拶をするようになりました。店員さん達は何度も通うと顔見知りになり、とてもフレンドリーに接してくれます。

フランスの治安については、ひとつの街の中でも安全な中心地、そのすこし外に行くと移民が多い地域と分かれており、外側に行くほど治安が悪くなったり、貧富の差を感じさせるのがフランスだと思います。
基本的な医療は自己負担が少なく、給料から社会保険料が天引きされています。
私のいる地域は医者不足のため、急病であっても当日中に診療が受けられることはなく、土日の診療も緊急でない限り、無いに等しい時思われます。

なお、教育は大学(公立)であれば無償ですので、フランスの大学で学位をとれば、フランスだけでなく、ヨーロッパへの扉が開けます。

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フランスでの暮らしは好きですか?どんなことがありましたか?

フランスに移住してよかったのは、やはり人生は仕事のためにあるのではなくバカンスのためにある!と堂々と豪語するフランス人のメンタリティと生活感です。
人生の時間を働いて過ごすのではなく、働くのはバカンスのため。よって、学校や仕事も年に何週間もバカンスがあります。
フランスはバカンス文化が確実に根付いている国です。

お休みになると、国内国外みんながどこかに旅行し、その旅行もつめこみすぎるのではなく、どこかでゆっくりのんびり過ごすのがフランス式バカンスです。
子どもがいる家庭では、よくおじいちゃんおばあちゃんのところに子どもを預けて、親は親だけの時間を楽しむ、なんてことも普通です。
日本で時間に追われ、忙しいことがいいこと、忙しい人こそが幸せで必要とされている、と思って生活していたころには絶対に気が付かなかった、人生の意味をフランスで感じるようになりました。フランス人は、家族の時間をとても大切にしますし、自宅に人を招いたり、友人たちと時間を共有することを大切にします。

 

日本にいた頃の自分に伝えたいことは何でしょう?

勇気を持って移住をして、きっと良かったと思えるから大丈夫。ヨーロッパの時間は人生の豊かさをきっと感じさせてくれます。
もし日本に住み続けていたら、働き詰めになることが良いこと、それが人生の意味だと勘違いして歪んだ自己満足にひたったままになっていたはず。
後悔をするのは、チャレンジしてからでも遅くない。そこでもし幸せで無いのなら、いつでも母国の日本はあなたを迎え入れてくれるのだから。
日本という島国を外から見て、自分の価値観がきっと変わります。そして、良いことも悪いことも含めて、日本もヨーロッパもきっと好きになります。

フランスの街は住みやすい?ライフスタイルにあった街を選ぼう!

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