フリーランスとしての活動、ドイツ・ベルリンでフリーランスとなった経緯について
大学時代の友だちがヨーロッパに行き、楽しそうに生活をしているのを見聞きしていました。当時はフリーランスのライターとして働いていた私。
「自営業なんだから、気軽においでよ」という知人の言葉に後押しされて、以前から住みたいと思っていたドイツのベルリンに旅立つことにしました。
今となって振り返ると、私に移住を決意させてくれたのは、大切な友人のひと言だったと思っています。
少し前とはちがい、パソコンとネット環境さえあれば、どこでも仕事はできる時代。日本にいても良いし海外にいても良い。自分の好きなように働けるのがフリーランスの魅力だと思っています。
日本ですでに活動をしている方はこちらもチェック!
フリーランスとして必要なビザと取得方法について
他の国でも同じようなのですが、海外でフリーランスの活動をするのは思ったよりも大変なことです。
◇大変だったことは、外国人局でのやり取り
ドイツのベルリンでは、最大90日間フリーランスが滞在をおこなえます。ドイツでは入国してからビザの申請をおこなうのですが、申請から発行までに時間がかかります。
そのため申請は早めにしておきたいもの。ドイツのビザの名称は、その名のとおり「フリーランスビザ」。これを申請しに外国人局という所に行きます。
うっかり日本語で記入してしまったのですが、もちろんこれはNG。
隣のテーブルでは英語表記の人がダメ出しされていたので、アドバイスを付け加えるなら申請はドイツ語で。これはマストです。
ビザ取得にあたり必要な事業・収入面の必要書類など、条件は?
ドイツで自営業やフリーランスとして働くためには、外国人局というお役所で事務手続きをおこなう必要があります。ドイツ語で書いておかなければならないなど、いくつかの決まりがあり知らずに行くと、また家に戻って書き直す必要も出てきます。
ちなみに私が提出したのは「ドイツに来たときのパスポート」「免許証に載せる、証明写真」「申請用紙」「履歴書」「今年度の収入の見込み」でした。
現在の収入について聞かれるのかビクビクしていましたが、今後の目標などを提出するのみで、余り突っ込んだ質問はされなかったように思います。
今後の収入の見込みは、私の場合はワードで記入したA4の紙を1枚提出しました。
また提出時には100ユーロほどの現金も支払った記憶があるので、小銭は用意しておくと良いと思います。
現地到着後、フリーランスとして登録をするのに必要だった登録は?
「ドイツに着いた~」と思って、浮かれ気分で毎日を過ごしていると、うっかり申請日を過ぎて不法滞在者扱いになってしまうこともあります。
楽しいドイツ生活を送るためにも、やるべきことは早めに済ませておくのがオススメです。
・ベルリンの入国管理局
Friedrich-Krause-Ufer 24, 13353 Berlin
・税務署
Josef-Orlopp-Straße 62, 10365 Berlin
ドイツで申請をおこなうのに好都合なのは、やはりベルリンです。街のあちこちに支社があり、近い場所をピックアップできます。
余談なのですが入国管理局に行ったとき、日本語を話せる若いスタッフの方がいて、個人的にとても助かりました。
税務署ではオールドイツ語でしたが、やはり異国の地で日本語を聞くと少なからずほっとします。
ビザの更新にあたり、毎年必要になる手続について。納税や、社会保障費の支払いは?
ドイツでビザの更新をおこなうときには、外国人局という所に出かける必要があります。
指定された用紙に記入をおこない、簡単な質問に受け答えできればビザの更新は簡単にできます。担当者によって対応がまちまちなようで、私の場合は納税証明書の提出は求められませんでした。
ドイツではフリーで働く場合には、法定健康保険というのに入らなくてはいけません。
日本よりも額が高いので、初めは「こんなに支払いがあるの?」と驚きました。また社会保険の納め方ですが、基本は日本と同じように税務署に自分で申告に行く必要があります。
私はやり方がよく分からずに、1年に何回も税務署に足を運んで納税のやり方を教えてもらっていました。税務署にお金を納めるのですが、忙しい人は税理士を雇ってこれらの仕事を任せていたようです。
ベルリンの生活費は?
ベルリンに移住するにあたって、気になるのが生活費だと思います。
食費、光熱費、交通費など、こちらで解説していますので、ご覧ください。
ベルリンの家賃相場はどれくらい?
こちらでベルリンの家賃相場について解説しています。
ベルリンの家賃は10年前は安かったのですが、近年高騰し、現在では他の都市とほとんど変わらなくなりました。
もっと家賃を安くする方法がある?!
フリーランス移住を考えている方に、1つ提案があります。
ベルリンに拘っていない方で、もっと家賃を安く済ませたい方は、方法があるのです。
それは旧東ドイツの他の都市を狙うことです。
実は旧東ドイツは家賃が安かったので、ベルリン以外はまだ家賃が安いままになっています。
穴場の都市は、例えば、ドレスデンやライプツィヒなどです。ベルリンからも比較的近いので、時々ベルリンに遊びに行く、という様な生活も可能です。
フリーランス・ノマドな働き方ならできるので、検討してみて下さい。
ドレスデンの家賃相場はこちら
こちらがドレスデンの家賃相場です。ライプツィヒも同じぐらいなのでチェックしてみて下さい。
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イタリアでもフリーランスができる?
あまり知られていませんが、実はイタリアでもしっかりと書類を揃えればフリーランスのビザがおります。
イタリアに興味のある方は、こちらの記事もお読みください!
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