フランスの賃貸で入居前に必要なこと、入居後のメンテナンスから、退去するまでの基本知識

フランスの賃貸事情

フランスの賃貸で入居前に必要なこと、入居後のメンテナンスから、退去するまでの基本知識

2019年3月22日


フランスの賃貸住宅には現状確認(エタデリュー)や退去通知など日本にはないルールがたくさん存在します。
住宅保険に入ることが義務付けられており、入居中のメンテナンスも必須です。
郵便物の受け取り方法やゴミ出しの決まりなども入居前に確認してスムーズに新生活をスタートしましょう。

住宅保険や建物についてのの予備知識

日本と比べて何かと不便に感じることが多いのがフランスでの生活です。
魅力は多いですがサービスの国とは言いがたいので事前に基本的な違いをマスターしてトラブルを回避しましょう。
特に住宅保険は必須になるので入居前の早い段階で検討するのがおすすめです。

住宅保険加入は入居者の義務

フランスで賃貸住宅に住むときに必ず入らなくてはいけないのが住宅保険です。
大家さんも住宅に保険はかけていますが借主も契約するのが義務付けられています。
特に空き巣の多い大都市では荷物を置き始めたら入居前でも保険に入るのが基本です。
フランスに銀行口座を持っている場合は銀行の保険に加入することもでき選択肢は広がります。
銀行口座を持っていなくてもクレジットカードがあれば加入できる会社もあり、渡仏前に日本から契約することもできます。
住宅保険に加入したらアテスタシオン(加入証明書)を発行してもらい退去まで大切に保管しましょう。

日本の1階は0階、鍵の使い方にも注意が必要

フランスのアパートは比較的古く、小規模なアパルトマンか大規模なレジダンスに分れます。
アパルトマンもレジダンスも建物に入るためには入り口のインターフォンを押し、中の人がロックを解除する仕組みが一般的です。
日本の1階はフランスではRez-de-Chaussée(レドショセ)と呼ばれエレベーターの表示は0階になります。
また、鍵を持たずにドアを閉めるとロックがかかり外からは開けることができないタイプの玄関が多く存在します。
業者に鍵を開けてもらうとかなりの出費になるので外出の際は注意しましょう。
もしものために備えてお隣さんや近所の人にスペアキーを託しているフランス人も実はとても多いです。

確実に郵便物を受け取るために

フランスのアパルトマンには個人の郵便BOXがある建物とない建物があります。
前者の場合は郵便BOXにしっかりと記名をすれば部屋番号のないアパルトマンでも自分宛ての郵便物を問題なく受け取ることができます。

しかし全入居者の郵便物が1個所にまとめて配達させる場合は毎日自分宛の郵便物がないかチェックする必要があります。
レジダンスには基本的に部屋番号がありエントランス近くの郵便BOXに配達されるのが一般的です。
居候や間借りをする場合にはChez Mme…のように先に大家の名前を書き次に自分の名前を書きます。
大家さんが受け取ることになるので重要な郵便物が届くときには事前に連絡するのがベターです。

ゴミ出しやメンテナンス方法にも違いが

国が変わればゴミの出し方も変わります。
フランスではゴミの分別が少なく時間も日本ほど厳密には決まっていません。
しかし最近はエコロジーや環境美化を訴えるフランス人も増え、ゴミに対する考え方も変わってきています。
都市部の深夜のゴミ置き場は金目のゴミを物色する人であふれかえっています。
問題点の多いフランスのゴミ出し事情が今後どうなるのか見物です。

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地域によって大きく異なるゴミ収集事情

律儀な日本人が戸惑うのがかなり大雑把なフランスのゴミの分別です。
基本的にゴミは普通ゴミとリサイクルゴミに分別されますが、普通ゴミにプラスチックやアルミ缶などが混ざっていても文句を言われることはまずありません。
家電製品や大型の家具、枯葉などはDéchèterieに持っていけば無料で引き取ってもらうことができます。
また街中にビン専用のゴミ箱や使わなくなった衣類を入れるゴミ箱も設置されています。
ゴミ出しのタイミングは地方によって大きく異なります。
パリなどの大都市では毎日ゴミ収集車が通りますが地方になると週に2回くらいが普通です。

乾燥するフランスでも浴室の換気は重要

日本よりも乾燥傾向にあるフランスにはほとんどの住居に換気扇がありません。
乾燥しているからカビなど生えないだろうと思っていても洗面台や浴室の壁が黒ずんでくることはよくあります。
フランス人は極端にカビを嫌う傾向があり、カビを生やしてしまうと退去時の現状確認(エタデリュー)で必ず指摘されます。
シャワーのあとには必ず浴室のドアを開け湿度を逃がしましょう。
冬場も短時間でもいいので窓を開けて部屋中の空気を循環させるのがおすすめです。

簡単なメンテナンスは自分でこなせるように

賃貸住宅に住んでいる場合、大掛かりな電気系統の修理やメンテナンスなどは大家に義務があります。
しかし電球の交換など簡単なメンテナンスは自分で行う必要があります。
また、頻繁に停電するのがフランスの住宅です。
入居時にはブレーカーの場所や動作をしっかりと確認しましょう。
ブレーカーパネルは各部屋のエントランス付近に設置されているケースがほとんどです。

退去時には文書での通知が必要

書類の国フランスではアパートの退去のときにも退去通知と呼ばれる文書が必要です。
雛形はネットで探すことができるのでフランス語が得意でなくても心配はありません。
期限だけはしっかりと確認し早めに大家さんに送りましょう。

退去通知は余裕を持って作成を

フランスでは退去が決まったら大家さんに退去通知を送る必要があります。
期限は基本的に家具付きの住居が1ヶ月前まで、家具なしの住居は3ヶ月前までのところが多いですが、大家さんにもよります。
配達通知付きの書留で送るのが一般的です。
この期間はPréavisと呼ばれ賃貸契約に必ず何ヶ月か記載があるので帰国や引越しが決まったらすぐに確認しましょう。
退去通知はRésiliation de bailと呼ばれ、記載する内容は名前と住所、退去の日付などです。
オフィシャルな書類なのでネット上に雛形もたくさん出ています。

退去時の現状確認(エタデリュー)で気をつけたいポイント

退去通知が受理されると退去時の現状確認(エタデリュー)の日時が設定されます。
基本的には退去の日で荷物を運び出したあとに大家と住人で行います。
入居前(入居時)に作ったチェックリストを基に物件が破損していないか、汚れがないかを一緒にチェックしていきます。
水周りのカビや壁に開けたあとなどが引っかかりやすいので念入りにメンテナンスしましょう。
普通に生活してできる傷などは責任を問われないことがほとんどですが、朝よりは夕方のほうがカビや汚れが見えにくいのでおすすめです。
また大家さんによっては現状確認(エタデリュー)を2回行ってくれる人もいます。
初回にざっとチェックしてもらい2回目までに指摘された部分を直せば敷金から修繕費用を引かれないので安心です。

IT化、自動化が進んだ現代でも恐ろしいほどアナログで複雑なシステムを守り続けるのがフランスの社会の欠点でもあり魅力でもあります。
書類集めや不便な鍵に奮闘しながらも余裕の笑顔で肩をすくめることができればもう一人前です。
洗練されているようで少し滑稽な生活を帰国まで満喫しましょう。

 

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