留学先などでルームシェアをするメリットは沢山あります。家賃が抑えられる、さみしくない、異文化交流ができる、語学をより上達させることができるなどなど、数え上げればきりがありません。しかし他人と同じ空間を共有するのでいくつかの注意も必要です。お互いに快適に生活していくためにはルールも必要なのです。
ルームシェアにルールが必要な理由
ルームシェアにルールが必要な理由は他人と同じ空間を共有しているからです。私がスペインへ語学留学に行ったときは、語学の上達のため日本人と同じ環境にいたくなかったのでできるだけ日本人以外とロームシェアをできる家を探しました。そうすると私と中国人、韓国人、イスラエル人、フランス人などなど異文化あふれる環境になるわけです。日本人同士でルームシェアをするのとは訳が違います。もし同じ国の人とルームシェアをするのであれば育ってきた環境や教育が同じ可能性があるので、共通で理解できる事が多いです。
しかし違う国の人だとそうはいきません。皆それぞれ文化やその国での常識が違うので同じ空間で生活を共にするのは大変です。そしてルームシェアを行うにあたって日本人が忘れてはならないのが宗教の違いです。日本人は宗教をあまり重視した生活をしませんが、そうでない人々も沢山いるということを忘れていはいけません。


ルールを守ってこそルームシェアを楽しめる
私が留学先のスペインでルームシェアをした当初は国による生活習慣や個人的なことかもしれませんがルームメイト達のこだわりの違いに驚かされました。食生活一つとっても、ビーガン(菜食主義者)、宗教により特定のものが食べられない、宗教により断食の習慣がある、朝は必ず同じメーカーのシリアルじゃないと駄目などなど様々でした。そんな人達がひとつのキッチンを共有しているのですから皆が揃ってご飯を食べる時間はものすごく賑やかなものでした。
そんな様々な思考の人々が一緒に暮らしていても不思議とお互いに嫌な思いをする事は少なかったです。それも決められてルールがあったからなんだと感じます。決められたルールを守りながらお互いの文化や宗教を尊重できる環境は素晴らしいものです。毎日生活する環境が整っているからこそ留学に専念もできるし、ルームシェアをより楽しむ事ができるのだと思います。
ルームシェアにおけるルールの決め方
ルームシェアにおけるルールの決め方は非常に重要です。複数人で住んでいる場合多数決で決まる事も多いのですが、それだと少数派の人達が嫌な思いをする可能性があります。私がルームシェアをしていた家には絶対に守るべき1つの大きなルールがありました。それは月に一度必ず全員で集まりルールについて検討するというものでした。
大きなルールといっても強制ではありませんでしたが、もしこの会議に参加しないと決められたルールについて意見する資格もないというものでした。2人ほどの少数で住んでいるのであれば2人だけで時間があるときに意見を交換すればいいのですが、複数人で住んでいるとそうはいきません。月に1度自分たちが日々感じていること、思っていることを話しあいお互いに住みよい環境をめざすこの会議はなくてはならないものでした。
宗教上のルールを尊重しよう
日本人にはあまり身近ではありませんが宗教がこれに当たります。宗教上のルールを守らないと死ぬよりも恐ろしい目に会うと言われても日本人には理解出来ません。そんな風に考えた事、育てられたことがないからでしょう。ですが他の国では事情が違う場合があります。
なのでとっぴな提案に聞こえたとしてもルームシェアのルールを決める際に、宗教上の行いに関しては最優先事項として扱われていました。もちろんそれぞれが許容できる範囲でではありますが。ここで気を付けて欲しいのが宗教に対して根掘り葉掘り訊かれると不快に感じる人がいるということです。まだ知り合って間もないのに突然質問するのは気をつけましょう。
外国にいるということを理解しよう
誠実に対応すれば相手も同じように応えてくれる、人の物は人の物、自分の物は自分の物などの考えは実は凄く日本的な考え方です。ルームシェアをしている留学生達はびっくりするような行動をとるときがあります。そんな時シャイな日本人はついつい溜め込んでしまいがちですがそれはやめた方がストレスになりません。
思った事はすぐに言う、おかしいと思ったことはきちんと伝えるなど言葉にして他人に伝えるという行動がとても重要です。日本人は空気を読む、察するなどの能力に長けていますが他の国の人々にとってはなぜそんな事をする必要があるんだと言う感じです。ルールを決めるときでもかならず自分の意見は自分で言いましょう。多数決に流されたり嫌われたくないからと自分の意見を言わないで自分の環境が悪くなったとしてもそれは全て自分の責任です。
ルールを守らなかった時の罰則も決めておこう
最後にルール決めポイントで大切な事は罰則をどうするかです。私がルームシェアをしていたときはごみ出しやバスルームの掃除などは持ち回りの当番制でやっていました。でも時にはついうっかり忘れたり、ずぼらな人だとルール自体を守ってくれないときもありました。ルール自体を守らないような人は怒っても注意してものらりくらりと反省する事がありません。そんな時に心強いのが罰則です。
例えばゴミ出しを忘れたら次の週ももう一週間ごみ出しをする。掃除をしなかったら次の掃除当番の人の分もやる、それが2回続いたときには罰金などです。罰金ときくとひどいと思うかもしれませんが、それくらいしないとルールを守れない人もいるということです。罰金が嫌ならルールを守ればいいだけの話なのです。
ルームシェアのお部屋を探すポイント
ルームシェアのお部屋を探すポイントは何処で部屋を探すか、紹介してもらうかです。自分で直接探して契約でも良いのですが、留学先となるとまだまだ語学がおぼつかないと思います。留学先の大学や語学学校などに間に入ってもらうなどした方がトラブルなどが起きたときに対応もしてくれるので安心です。
日本人と住みたいのか、外国人とでもいいのかもし希望が出せるのであればきちんと自分の意見を伝えましょう。2人など少人数でのルームシェアはほとんど同棲ですが、5人6人などの大人数になって来ると異性もいる可能性があります。お部屋を契約する段階で説明がない場合もありますので良く確認するのを忘れないようにしましょう。説明されたお部屋と実際のお部屋の状況が違う場合もあります。住む前に部屋の状況を見る事が出来るのであれば、必ずそうしましょう。あまりにも状況が違う場合などは断るのもいいですし家賃を下げてもらう交渉も出来るかもしれません。
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親日家や、外国人に慣れているルームメイトだと尚良し
外国人とルームシェアする場合に最初に一緒に住む相手が親日家や、外国人に慣れているルームメイトだと大抵はうまく行きます。部屋を契約する段階で大家さんなどにルームメイトはどんな人か聞いておいてもいいでしょう。親日家だと日本に興味を持っているしすでに日本人の友人などを持っている可能性もあるので、すぐに打ち解け話が弾むと思います。
日本人特有の考え方や行動にも理解がある可能性があります。わたしがルームシェアをしていた時に鼻をすすったら、ルームメイトがちょっと不快そうな顔をしました。それを見た別の親日家のルームメイトがすかさず日本人は人前で鼻をかまない、その方が失礼なのだと説明をしてくれました。その後私に向かって、外国では人前で鼻をすするのは気をつけた方がいいと説明してくれました。こんな風に思わぬところで助けられる事もありました。
まとめ
留学先のルームシェアにおけるルールの必要性とその決め方について私の体験談も交えながら説明をしましたがどうでしたでしょうか。日本にいても国外にいても他人と一緒に暮らすという事は時には大変な事だと思います。
それでもお互いを理解し尊重し合い、ルールを守りながら一緒に暮らそうと努力する事は素敵な事だと思います。1人で住んでいるときには分からなかったことに気がつかされたり、皆と一緒にいると楽しい事も倍になります。お互いに学びながらルームシェアを楽しむのが一番です。
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